まいどーお田中です！
我が家の高校生兄さんなんやけど、中１〜中３まで不登校でした。
でも、今は楽しく高校に通っています！
我が家が３年間どういう対応をしたのか、参考にしたことなどを書いていこうかなと思います。
不登校のはじまりは目の病気
中１の５月。末っ子が保育園に行きはじめ、色々な病気を持って帰るようになったんやけど
その中に『流行性角結膜炎』というのがあって、これに罹ったことで我が家は地獄と化した。
流行性角結膜炎
約１～２週間の潜伏期の後、急性濾胞性結膜炎の臨床症状を示して発病する。結膜の浮腫や充血、眼瞼浮腫が強く、流涙や眼脂を伴う。結膜出血点の存在は特異性が高い。耳前リンパ節の腫脹と圧痛をきたす場合が多い。角膜にはび慢性表層角膜炎や多発性角膜上皮下浸潤がみられ、異物感、眼痛を訴えることがある。偽膜を伴うことも多い。通常、発病後２～３週間程度で治癒する。感染性が大変強く、家庭内感染や院内感染を起こすことが多い。https://www.mhlw.go.jp/
家族５人でこれに罹ったんやけど、特に兄さんは症状が強くでて、感染力が高いから３週間の出席停止。
元々勉強が得意ではなかったから、３週間欠席したことで、もうさっぱり授業についていけなくなった。
うちの時代ってさ、机に座って前向いてたら授業終わったぜー休み時間いえーい、みたいなかんじやったやん？（言い方）
でも最近の授業ってディスカッション？が多いみたいで
隣の人と意見交換して発表 とか
隣の人と英語で会話して とか（これはうちもあったけど）
１人じゃないのよね。やから学校再開になって授業を受けても
「自分が答えられなくて、隣の人に申し訳ない」って気持ちになってもーたらしい。つら
ほんで授業もわからん→行くと迷惑やと思う→テストの点数は最悪
ということで不登校になるしかなかった。
はじめのサインは頭痛
その頃から朝起こすと「頭痛いわー、しんど」って言うことが出てきて徐々に増えていった。
はじめは、
しんどいんやったら病院いく？
今日は休んでゆっくりしいやー って言ってたけど
どんどん
え、今日も頭痛いの？
ホンマ？ サボりちゃうん？
学校行きーや！！苛 となっていった。
理由も聞かんとなー⋯ 悪かったなーと後々反省して、謝ったんやけどね。
父親と決裂し、家を出ていくようになる
おっさんが完全な昭和脳みその持ち主で
頭ごなしに「サボってやんと学校いけ ゲームばっかりしてるんちゃうで 」とまあ、怒る怒る（白目）
しかもご飯中、ゲーム中、ゆっくりTVを見ているときなど、重箱の角をつつくように怒る。
結果、夜の８時に家を出ていく兄さん。
ほっとけと言うおっさん。
この時期を期に、兄さんはおっさんが大嫌い。まあそうなるよね。
家には絶対帰らないって言うから、おっさん母（義母）に連絡して状況を説明して、泊めて頂いた
そんなことが度々続いた
うちは、うち自身学校が大好きで,田舎に住んでて、友だちの家までバスで行くような地域やったから
学校に行ったら友だちもいる 好きな男子もいる いじめられても、守ってくれる友だちがいたし恵まれていたから 心の底から兄さんの苦しさを理解するのが難しかったんよな
不登校について学びの始める母
不登校を理解できないからって、理解しない訳にいかない。母なので。
そりゃあもう「うちの息子、不登校やん」って気づいた瞬間からめっちゃ勉強した。
気づくが遅かった分、書籍やネット検索で調べまくるオカン
書籍はこちらが1番助けられた ほんまありがとうございます
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インスタグラムで調べていた時にお見かけして、購入させていただいたランさん。
実体験で、不登校の娘ちゃんの気持ちも書いててすごくわかりやすかった
あとはX（旧Twitter）で体験談や、現在同じように不登校で悩んでいる親や、不登校で悩んでいるお子さんが自ら書き込んでいる思いを見て学ぶ
書籍を見ても、SNSを見ても、ホンマ何を見ても書いてある
不登校の基本の考え
「見守る」
「信じる」
「今日は学校行く？って聞かない」
「学校いかないと将来困るよと不安を煽らない」
やらないといけないことは、出来ていない
やっちゃアカンことは、やってしまっている
もう勉強すればするほど、胸が苦しいし、申し訳ない気持ちでいっぱいやった
そしてとにかく命を守らなきゃって。家を安心できる場所にしてあげないとって。
生きている、生きていたらどうにかなるって信じて行動した
希望が見えた、中３
中１時代は、ポンコツオカン状態だったけど
中2〜中３にかけて、学んだことを実践した
見守ること、信じること、話しかけてきたら手を止めて絶対聞くこと、絶対今日は学校いく？って聞かない（でもついつい聞いてしまうことがあったから、やっぱり反省）などをやっているうちに、徐々にうちと２人のときは、胸の内を話してくれることが増えていった
１番嬉しかったのが、やさぐれまくって「高校なんか行かねえよ」って言っていたのが
「高校は行こうと思うんやけど、どうしたらいい？」って言ったとき
もう⋯⋯良かったほんま泣
高校受験について
中１の中間テスト以降、一切テストを受けてへんかったし、そもそも毎日登校する全日制の高校は向いてへんから除外
志望校は通信制高校に絞って考えた
通信制高校の合同説明会も行った（渋ったから、都会で美味しいもん食べて、ニンテンドーショップも寄ろう！って言ったら行くってｗ）
うちは専門の科がある高校が、手に職もついていいんちゃうんかなーって思ったけど
やっぱりそういうところは週５で通学が必要やったから、普通科の通信制高校に決めた
受験は3次試験まであって
1次試験（3教科と面接）2次試験と3次試験（小論文と面接）やった
文章を書くのが苦手な兄さんは、1次試験で合格して遊ぶ！を目標に過去問を頑張ってた
なんかわからんけど、中３の3学期からは学校にも行きはじめ、過去問のわからないところを先生に聞いたりして頑張っていた やる気スイッチが入ったんかなーと。
高校合格！新しい世界へ
高校受験は無事に合格。うれぴー
過保護なうちは受験日仕事を休んで、高校の玄関まで行ったｗ
そこまで行く親は,うちしかおらんかったｗ
ええねん。愛や。
週３の通学で、選択した科目のみの通学やから、10時からの日もあれば、昼から通学の日もある。
時間管理が大事にはなるけど、毎日通学するより本人はラクって言ってる。
コミュニケーション能力がある兄さんは、受験日に作った友だち（不合格やったら気まずいやんって思ったｗ）と休み時間とかは過ごしてるって。
まとめ：不登校は子も親も大変
今うちと兄さんの関係は、いいと思う
嬉しいことや彼女の話とかもしてくれたり（！）
あのとき、不登校の親として対応を勉強しなかったら、本人が潰れてしまう前に気付いてあげられなかったら そう思うと怖い
おっさんと兄さんの関係は、残念ながら喋るけど自分の気持ちとかは話さない 兄さんが大人の対応してる
どうしても頭ごなしに怒るおっさんには、子どもに何かを指導することを一切やめさせた
親としてどうなのって感じやけど
家庭の中で信頼していない人からの指導って、意味ないと思うから。これは我が家のやり方なので真似しないでくださいな
さて、兄さんはこれにて不登校卒業！
しかし我が家にはもうひとり、不登校の娘がおる。その話はまた別で記事書くよー！
長くなったけど、読んでくれてありがとう☆
ほなね！
