まいどー、お田中です🌱
私は看護師として手術室→急性期病棟→訪問看護と転職をしてきました。
病棟で働いているとき、時短勤務をしていた先輩Tさんがいました。
Tさんは看護師歴20年、3人の子持ちママで、実習指導者も務めるバリバリのベテランさん。
今日は、Tさんの病棟時短勤務(8:45〜16:15)と、私が今している訪問看護(9:00〜17:30)を比較しながら、働き方の違いをリアルに書いてみます。
1. Tさんの病棟時短勤務(8:45〜16:15)
Tさんは、シフト上は8:45〜16:15勤務。
でも実際には、16:15で帰れるのは週に1回あるかどうか。
なぜかというと、
- 受け持ち患者のケアや記録が残っている
- 常勤メンバーがバタバタしていると「切りの良いところまで手伝ってから帰る」
- 実習指導者なので、実習生が来るときは必ず指導担当になり、その後病棟の終わってないイベントを手伝ってしまう
- 新人看護師が入職すると、日勤の勤務が多いためプリセプターより新人担当をしている
リーダー業務はしないものの、日勤の中では戦力中の戦力として働いてくれていました。
表向きは時短勤務でも、実際の負担は常勤と大差ない——そんな印象でした。
2. 私の訪問看護勤務(9:00〜17:30)
私は現在、訪問看護で9:00〜17:30勤務。
病棟のときの退勤時間(17:15)よりも終業時間は遅いです。
でも、残業がほとんどないんです。
予定どおりに訪問が終われば、17:30ピッタリに退勤できます。
その結果、病棟勤務時代よりも家に帰る時間は早くなりました。
病棟時代は「定時17:15」のはずが、そこから残業で18時、19時になることも珍しくなかったので…。
3. 家事・育児との両立の違い
Tさん(病棟時短)
- 子どものお迎え時間に間に合わせるために常に時間と戦っていた
- 病棟がバタバタで帰れる状態じゃないときは、延長保育
- 「今日は16:15で帰れるかも…」が週に1回程度
- 家に帰る頃には、すでに夕飯の時間が差し迫っていてバタバタ
私(訪問看護)
- 訪問スケジュールが落ち着いていれば定時退勤できる
- 移動の合間が気持ちの切り替えになり、疲れが溜まりにくい(慣れてくると運転がリフレッシュに✨️)
- 子どもの宿題や夕食準備にもゆとりが持てるようになった
4. 精神的な余裕の違い
病棟時短(Tさん)
- 時間で早く帰れる分、勤務中は業務を詰め込み
- 「常勤の人に申し訳ない」という気持ちが常にある
- 実習指導者として学生や新人にも気を配り、プレッシャーが大きい
訪問看護(私)
- 定時退勤が基本なので、帰宅後の予定が立てやすい
- 1対1で利用者さんと向き合えるため、焦りが少ない
- 業務後の「まだやらなあかんこと」が頭から離れにくい病棟と違って、気持ちを切り替えやすい
- 臨時訪問もある程度内容の予想がつくため、緊急入院ほどバタバタはしない
5. 実際どっちがラク?
正直にいうと、「ラクさ」の種類が違います。
- 病棟時短:時間的には早く帰れることもあるけど、勤務中は詰め込み業務で精神的にハード
- 訪問看護:終業時間はフルタイムだけど、残業ほぼゼロで気持ちの余裕がある
「少しでも自分や家族の時間を確保したい」なら、訪問看護の働き方は一度検討する価値があるんじゃないかなと思います!

実際の感覚として、うちは楽になったな〜って感じてます!
最後に:Tさんを見て、私が感じたこと
Tさんは病棟の中でも尊敬される看護師でした。
でも、そんなTさんでも時短勤務で常勤や他スタッフに気を遣いながら働いていました。
病棟勤務が合っている人ももちろんいます。
ただ、「家庭と両立しながら、もう少しゆとりがほしい」と感じるなら、訪問看護のようなちょっと違う働き方を選ぶことも悪くないんやないかなーと思います。
ほなね!