ママナースが訪問看護に転職して変わったこと・変わらなかったことまとめ

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こんにちは、お田中です🐖
うちはこれまで手術室→病棟といろんな現場を経験してきて、現在は訪問看護師として働いてるんやけど

病棟勤務をしていたころは…

お田中

訪問看護に転職したら、きっと全部ラクになるはず!

と淡ーい期待を抱いててん。笑

まあ、実際に働いてみたら、変わったこともあれば、変わらなかったこともあると実感。

この記事では、うち自身の体験や同僚の声もまじえながら
「訪問看護に転職して良かったこと・変わらなかった現実」を正直に伝えるで!
転職を考えているママナースの参考になれば嬉しいなと思いますー🙆‍♀️

目次

訪問看護に転職して「変わったこと」

① 残業がぐっと減った

病棟勤務のときは「記録が終わらない」「申し送りが長引く」「緊急入院で残業確定」という日々…。子どもが小さいときは特に「保育園の延長料金がかさむ」「お迎えいつも最後」という生活でした。

でも訪問看護に転職してからは、ほぼ定時退社。訪問スケジュールが決まっているから、よっぽどのことがない限り延長することはありません。17時半には仕事を終えて、子どもと一緒にゆっくりごはんを食べられる日常が戻ってきました。

もちろんオンコールはありますが、事業所によって回数は調整できるので、病棟時代のような「毎日の残業地獄」からは解放されました。

② 患者さんとじっくり関われるようになった

病棟では「5分以内でバイタル・処置・記録」というような、まさに流れ作業の看護になりがちでした。
でも訪問看護は、1件あたり30〜60分しっかり時間をとって関われます。

「最近眠れてますか?」
「この前のお孫さんのお話、どうなりました?」

そんな風に雑談も含めて利用者さんの“生活全体”を知れるのが大きな変化です。医療処置だけじゃなく、その人の人生に寄り添っている感覚が強くなりました。

お田中

訪問看護のやりがいの一つやね!

③ 自分の判断力が鍛えられる

訪問先には医師も他のスタッフもいません。基本的には自分の判断で動くことになります。
例えば「今日はいつもより呼吸が浅いな」と思ったときに、病棟ならすぐに医師を呼べますが、訪問看護ではまず自分がどうアセスメントするかが問われます。

その分、判断に自信がつくし「自分が役に立てた」という達成感も得られます。責任はもちろんあるけれど、看護師としてのアセスメントの幅が広がりました。

お田中

まだまだ先輩に指示を仰ぐことも多いけど、訪問看護もチームやからチーム全体で判断するで!

④ 家族との時間が増えた

これが一番大きなメリットかもしれません。
病棟時代は毎日実家・義実家に保育園のお迎えをお願いしていましたが、訪問看護に来てからは毎日自分で迎えに行けています。

夕飯をちょっと一緒に作ったり、子どもから「今日学校でこんなことがあったよ」とゆっくり報告を聞けたり。

末っ子

ママ、今日早いやん!


と嬉しそうに言ってもらえる瞬間に、転職してよかったなと心から思います。

訪問看護に転職して「変わらなかったこと」

① 人間関係の悩みはゼロにはならない

病棟のような大人数の人間関係はなくなったけど、訪問看護は少人数チーム。だからこそ距離が近すぎる人間関係の難しさが出てきます。

例えば、2人訪問のときの相方と価値観が合わずモヤモヤすることも。

お田中

夜勤の相手によって、その夜の働きやすさが違う〜に似てる…


人間関係に悩まなくなるわけじゃなく、悩みの種類が変わったというのが正直なところです。

② 記録の大変さは変わらない

病棟時代は「SOAP」や「看護記録」が大変でしたが、訪問看護にも訪問記録があります。しかも利用者さんだけでなく、ケアマネや主治医など多職種に読まれる前提なので、誰にでも伝わる表現を意識しないといけません。

「医療用語はNG」「かといって説明不足はダメ」…このバランスは病棟以上に気を使います。

また訪問看護計画書・報告書は月末から月初にかけて一斉に提出する書類のため、作成には段取りが必要になります。

そのため記録が完全になくなるわけではない、と覚悟しておいた方が良いです。

お田中

全部一から作り直すわけじゃないから、スキマ時間にコツコツ書き進めると大丈夫やで〜

③ 体力的な負担はある

「病棟より体力的にラクかも?」と思っていたら大間違い。
夏は炎天下を自転車や車で移動、冬は凍える中での訪問…。

さらに、利用者さん宅は必ずしもバリアフリーではなく、エレベーターのない団地の階段を往復することもあります。
病棟の“立ち仕事のしんどさ”が“移動と気候のしんどさ”に変わる感じです。

お田中

体感的には病棟の方が、帰ってからのしんどさが強かったかな。
猛暑も何時間もずっと外にいるわけでは無いから、慣れてくるとなんとかなっている気はします。地域による気はするけどなー。
団地の階段はキツイ…

④ 緊張や不安はむしろ増える場面も

病棟は常に医師や同僚がそばにいましたが、訪問先では基本ひとり。
「もし急変したらどうしよう」「判断を間違えたらどうしよう」とプレッシャーを感じることも多いです。

同行訪問の期間やサポート体制がしっかりしている事業所なら安心ですが、ひとり立ちしたあとの不安感は病棟以上に強いかもしれません。

お田中

数年病棟経験があると、不安はマシかも。

まとめ:訪問看護は「プラスとマイナス、どちらもある」

訪問看護に転職して変わったこと・変わらなかったことをまとめると👇

変わったこと
  • 残業が減り、家庭との両立がしやすくなった
  • 利用者さんとじっくり向き合える
  • 判断力が鍛えられる
  • 家族との時間が増えた
変わらなかったこと
  • 人間関係の悩みは形を変えて残る
  • 記録業務は避けられない
  • 体力的な負担は別の形である
  • 不安や緊張はむしろ増えることも
お田中

転職すればすべてが解決するわけじゃないんよな。


でも、うちにとっては「子どもと過ごす時間が増えた」「患者さんとゆっくり向き合えるようになった」というプラスはすごく大きくて、仕事と子育ての両立が確実にしやすくなった。

これから転職を考えるママナースさんには、「自分が何を一番変えたいのか」をはっきりさせてほしいなと思っとる。
時間?人間関係?やりがい?
それを整理したうえで訪問看護に挑戦すれば、きっと納得のいく働き方が見つかるはずやで!

同じママナースの皆さんの転職、応援してんで💪✨️

ほなね!

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この記事を書いた人

・1986年生まれ
・関西弁がやかましいの3児のママ (高校生・中学生・3歳)
・看護師歴19年(手術室 → 急性期病棟 → 訪問看護)
・現在はフルタイム訪問看護師として勤務中

このブログでは…
・訪問看護の働き方やリアルな現場の様子
・ママナースの転職体験談
・子育てと仕事の両立の工夫
を実体験ベースで発信しています✨️

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