【第1話】看護師19年。これが私の原点。辞めたい毎日から始まった看護師人生

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まいどー、お田中です☺
いきなりやけど看護師の仕事って、
楽しいこともあるけど、しんどいことも山ほどあるやん?

特に新人時代は、壁にぶつかってばっかりで「うち、多分看護師向いてへんな…」って思う日も多かった。

でも、そんな日々の中にも、
今につながる“原点”みたいな出来事があったりするなって思って。

私はこれまでに3回、転職をしてきた。

今では訪問看護で「自分に合ってるかも」と思える働き方に出会えたけど、
ここに来るまでには、長くて、しんどい道のりがあったなーって思い出したからブログにしてみた。

毎日必死に学んでいる新人さんや、もう辞めたいなって思ってる新人さん。

あとは毎日頑張ってるママナースの方々。

「わかるー泣」とか「懐かしいなー(モウモドリタクナイ)」とか思いながら読んでくれたら嬉しいで〜

すべてのはじまりは──
20歳。1年早く社会に出た、新卒のうちから始まる。

目次

20歳、新卒配属。希望と現実の落差がえげつなかった

高校看護科・短大卒業のため、1年早く就職。
就職先は、実家の近く。友達のお母さんが師長をしていたからっていう理由で、なんとなく入職。
希望配属は外科病棟。実習で一番楽しくて、自分に合ってると思ってた。

でも、配属されたのは──手術室。

「外科の中の外科でしょ〜♡
看護部長のその言葉、今でも忘れへん。

同期は全員病棟✕私だけ手術室✕研修内容も合わない=詰んだ。

同期は7人。全員年上で、2〜3人ずつ病棟配属。
うちは、たった1人で手術室に放り込まれた。

昔やからか、研修内容もほぼ病棟用。
清拭も陰部洗浄も浣腸も知らん。せーへんし。

そんなんより先生に怒られない挿管介助の仕方と、麻酔機の操作と、ペアンとコッヘルの違いを教えてよって思いながら研修聞いてた。

若さ故か、ちょっとひねくれてるよねー。笑

でも同期には相談できず、SNSもない時代
完全に詰んだと思った。

男性プリセプター、無理ゲー。でも…

プリセプターは5歳年上の男性。
女子校育ちで男子苦手なうちには、それもハードモード。

しかもその人、スタッフの中で1番先生に怒られてる(笑)
「いや、この人に聞いて大丈夫…?」ってなるやん。
相談どころか、話しかけるのも無理やった。

でも、後から思えば、めっちゃええ人やってんけどな。笑

まさか1年後に、オールで飲みに行くことになるとは🤣人生わからんもんやで。

無視されて、孤立。でも少しずつ、居場所ができた話

やる気はあってん。
でも頑張り方がわからんかった。
どう相談したらええかも、わからんかった。

そのうち「やる気ない子」って思われて、
一部の女先輩に無視されるようになった。

直介してても物品出してくれなかったり、意地悪されるようになって。

それでも、プリセプターと1人のママナースは優しくて、
少しずつ笑える日が増えてきた。

初めて「楽しいかも」と思えた頃、妊娠・産休へ

ようやく仕事が楽しくなってきた頃に、妊娠&結婚で産休に入ることに。

あの頃はしんどかったけど、
手術室で過ごした2年間は、今思えばめちゃくちゃ貴重な経験やった。

  • 解剖生理のリアルを毎日見てた
  • 手術前後の流れが体でわかるようになった
  • 術式・ドレーン・ルート・時間配分…全部実感で覚えた

その後の外科病棟に行ってから「あ、これ見たことある!」がいっぱいあった。

ちなみに、手術室で鬼のように怖かった先生が、病棟でデレデレなのは外科医あるあるやと思う(笑)

1歳の子を育てながら、病棟復帰。ゼロからのやり直し

復帰は子どもが1歳のとき。
配属は──病院で1番忙しい外科病棟。

でも、ここでまた新人からのスタート。
清拭?オムツ交換?点滴?
全部ほぼ初めて。
むしろ、患者さんとまともに喋るのも初めて。

でも、子どもがいる。
もう「できないままの看護師」でおるわけにはいかん。

このときが間違いなく、人生のターニングポイントやった。
子どもの存在って、ほんまに大きい。

初めて「うち、病棟向いてるかも」って思えた

わからんことは調べて、聞く。
患者さんと話して、感謝されて、嬉しくて。

初めてターミナルの患者さんを受け持って、何度もベッドサイドに通って、どんどん弱っていく姿をみて不安になって、新人にできることなんかないやんって無力な自分にショックを受けて、亡くなったときは家族さんと一緒に号泣した。なんにもしてないのに、家族さんはありがとうって言ってくれたり。(今も顔も名前も覚えてるわ)

リハビリスタッフ、栄養士さん、いろんな職種と関わるのも新鮮で、
「病棟、楽しいやん😊」って思い始めた。

──夜勤をするまでは。

3交代夜勤×子育て=完全に地獄。

3交代制の夜勤。
日勤が終わらなくて、帰宅は19時。
子どもを寝かせて、23時から夜勤。
夜勤終わらんまま、昼前に帰宅。そこから育児家事…

や、無理。
ほんまに無理。
今思えば、完全に若さで乗り切ってただけ。

それでも頑張った日々。けれど、転職のきっかけは突然に。

2人目を妊娠しても、出産ギリギリまで夜勤。
その頃は7:1配置になって、夜勤も2交代制に。

なんとかやりきって産休に入った。
でも、産休中に託児所が閉鎖。

通える保育園の関係で、
その病院を泣く泣く退職。

こうして、うちの2つ目の転職が始まった──。

あとがき:あの頃の私へ

辛くても、孤独でも、必死に食らいついた新人時代。
あのときのうちがいたから、今のうちがおるな。
ほんまよ〜頑張ったわ。笑

看護師って、ほんまにしんどい仕事やと思う。
でも、誰かの「ありがとう」ひとつで、救われることもある。

読んでくれてありがとう!

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この記事を書いた人

・1986年生まれ
・関西弁がやかましいの3児のママ (高校生・中学生・3歳)
・看護師歴19年(手術室 → 急性期病棟 → 訪問看護)
・現在はフルタイム訪問看護師として勤務中

このブログでは…
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